ラブホテル密会で不貞の否定は通用する? ブログ記事
ラブホ密会で不貞の否定は通用するのか?Denial of love hotel infidelity
ラブホテルでの密会で不貞の否定は通用する?

某女性市長が男性部下と頻繁にラブホテルを利用していた報道がなされています。
女性市長は男女の関係は無かったと主張していますが、このような言い訳は通用するのでしょうか?
一般的にラブホテルは性行為を行う場所であり、報道が事実であれば不貞行為があったと推測するのが普通です。しかし、ラブホテルの出入りは確認できていますが、性行為をしていた直接の証拠でははないので否定が通用するのでしょうか?
浮気調査を多く扱っている探偵の経験から解説したいと思います。
まずは不貞行為について簡単に説明していきます。
不貞行為とは、「婚姻関係にある者が他の異性と性的関係を持つこと」と定義されています。
そして、重要なのは不貞行為は民法に反する不法行為に該当すると言うことです。浮気や不倫と聞くと法律に反している認識がない人も多いと思いますが、既婚者が浮気をすると民法に反する不法行為となってしまうのです。
そのため、不法行為に当たる不貞行為は、慰謝料と呼ばれる損賠賠償請求の正当な理由になります。また、政治家などの立場がある人が不法行為を行っていれば、公人として相応しくないという意見が出てくるのも当然です。
それでは、ラブホテルの利用は不貞行為があったと認められるのでしょうか?
探偵の経験から、男女がラブホテルを利用し一定時間滞在していた証拠があれば、ほぼ不貞行為があったと裁判でも認められています。
どうして「ほぼ」なのかと言うと、ラブホテルを利用しても性的関係がなかった合理的な証拠や説明ができれば、不貞行為がなかったと判断される場合があるからです。たとえば、性行為ができない病気である、性行為ができない頻度で電話やメールをしていた、ラブホテル入室中の大部分を録画録音していた場合には、性行為がなかったと判断される可能性があるでしょう。
しかし、この説明や証拠は原則として被告人に証明する義務があり、ラブホテルと言う密室の中の出来事なので証明が非常に困難でもあります。
そもそも性行為は密室内で行われる行為であり、性行為が行われていた直接の証拠の入手は極めて困難です。また、性行為の撮影は迷惑防止条例や撮影罪に該当する可能性が高い問題があります。そのため、民事裁判では「情況証拠に基づく推認の過程に合理性はあるのか」で判断されます。
ラブホテルは一般的に性行為を目的に利用する場所と認知されており、異性と一定時間滞在していた証拠は不貞行為があったと認められる可能性が非常に高く離婚や慰謝料請求で有利な証拠となります。
今回の報道を聞き、「ラブホテルで出入りした証拠があっても不貞行為が認められないの?」と不安を感じている人もいるかもしれません。
しかし、ラブホテルを男女で利用した場合には、不貞行為の否定は原則として認められないので離婚や慰謝料請求を検討している方は安心して頂ければと思います。
それでは、某女性市長がどうして不貞行為は無かったと主張をしているのか理由を考えてみたいと思います。
不貞行為がなかった主張をしている理由として、本当に男女の関係は無く事実を述べている可能性もあります。一方で、不貞行為があったが言い訳をしているとも考えられます。
言い訳をしていると仮定した場合、男性部下の配偶者からの慰謝料請求を避けるためではなく、市長としての地位や立場を守る目的で言い訳をしていると考えるのが自然です。
不貞行為の慰謝料は50万円~300万円の間になるケースが多く、市長にとっては支払いが困難な金額ではないと考えられます。それよりも、現在の地位や立場を守る目的で不貞行為を否定していると考えるのが自然ではないでしょうか?
不貞行為があったと認めるよりも、事実が分からない状態にした方が立場を守れる可能性が少しでも高いと判断した結果の主張とも受け取れます。
男性部下の配偶者が慰謝料請求の裁判を起こせば公開の法定で審議されますし、裁判所が慰謝料の支払いを命じればそれは事実上の不貞行為があったと裁判所が認めたのと同義です。しかし、男性職員の配偶者と示談の成立ができれば、示談内容を口外しない誓約を盛り込む方法が一般的に取られるので真相が表に出る可能性は低くなります。
不貞行為はあくまでも民事の問題であり当事者で解決する問題でもあります。市長の立場であれば倫理的には説明責任はあるのかもしれませんが、当事者以外が事実を知る法的な根拠はないのです。
つまり、不貞行為を行ったと確定させるよりも不明な状態にした方が、政治の世界に留まれるまたは復帰できる可能性が高いと判断したのではないでしょうか?
名古屋調査室ai探偵事務所では、浮気調査の依頼に対応しております。
浮気の証拠といっても様々であり、より明確に浮気が認められる証拠収集を行っております。たとえば、ラブホテルの出入りの証拠だけではなく、手を繋いだり腕を組む姿など男女の関係にあると推認できる証拠収集に力を入れております。
また、浮気を解消して夫婦関係の再構築を目指すなど、お客様の希望を最優先に調査内容を決定しております。
ご相談の結果、対応できない場合はもちろんですが当探偵社をご利用しなくても相談や見積もりは無料です。
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当探偵社ではお客様の希望する結果が得られるよう、浮気の証拠収集だけでなく浮気相手の特定や勤務先の調査などを行ております。
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